リリースの４枚目のアルバム。

いくら聴いても思うことはなく、ただただ溜め息しか出ないのだから、書いても愚痴になってしまい、早々に終えた方がいい。アルバムの歌詞で、本作を評するならば、"失敗や成功に振り回される時は最初の一歩目の純粋を思い出して（Ｍ１「翼」）"といったところだろう。


総じて歌詞が陳腐。何か気の利いたことを歌わなければいけないとの強迫観念があるのか、アルバムの枚数を重ねるごとに言葉が上滑りしていく。"どこまで行っても ゴールはいつも心の奥にあるものだから（Ｍ10「もっと遠くへ」）"。したり顔でいわれても説得力がない。

そもそも「粉雪」のブレイクが良くない方向に彼らを向けてしまった。才能の有無については置いておくとして、元凶は小林武史。ここでも小林だ。かつては才能豊かな裏方だったのだろうが、今ではアレンジに困ったら足し算しか思いつかない、困ったプロデューサーだ。